CEOメッセージ

平素よりファイントゥデイグループに対するご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

2021年7月の創業以来、私たちは自律的な事業運営の早期確立に邁進してきました。なかでも2023年は、1月1日付での「株式会社ファイントゥデイ」への社名変更を皮切りに、資生堂から埼玉県の久喜工場およびベトナム工場を引き継ぎ、また江東区豊洲への独自の研究開発施設の新設を経て、技術開発・生産・販売が一体となるビジネスシステムの構築が完遂しました。秋にはファイントゥデイ初の新ヘアケアブランド「+tmr」(プラストゥモロー)を生み出し、2024年以降は様々な成果を形にしていく時と決意を新たにしています。

私たちファイントゥデイは、「世界中の誰もが、素晴らしい一日を紡ぎ、いつまでも美しく、豊かな人生を送れるようにすること」というパーパスをすべての企業活動の起点とする経営を進めています。そして、100年先も私たちの子ども・孫の世代にも敬愛される企業であることを目指しています。なぜ100年企業を目指すのか。それは、事業運営と地球のサステナビリティを両輪で追求することで、社名やパーパスに示すような美しく心豊かな毎日を積み重ね、あらゆるステークホルダーの方々と共栄し続けられる世界があると考えているからです。

この実現にむけ事業面においては、美意識に裏打ちされたモノづくりを持続的に進化させていきます。日本・中国・APAC(アジア太平洋地域)でグローバルに事業展開する者として、ローカライズ製品の開発・提供など、地域毎に異なる風土やニーズを尊重した事業運営を進めていきます。そのためには各市場をブランド・製品軸で一貫して捉え、各拠点のベストプラクティスを柔軟に取り入れることが非常に重要です。営業・マーケティングのみならず工場も含めた約3,000人がイチガンとなり、毎日を豊かにする日用美品をお届けしていきます。

事業運営と両輪で、ESGの推進においては「Fine Today & Tomorrow 2030」の達成にむけ引き続き尽力いたします。ガバナンスの原則、ピープル、プラネット、共栄の4領域に設定したKPIに沿い、あらゆるステークホルダーの皆さまへ持続的に社会・環境価値を提供していきます。

日本において創業100年を超える企業数は数%と、100年企業への道は決して平坦ではありません。しかし、こうした事業とESGを双璧とするパーパス経営を着実に実行し、皆さまと共に更なる歩みを続けてまいりますので、引き続きのご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
株式会社ファイントゥデイホールディングス
代表取締役CEO
小森 哲郎