2025.01.01 お知らせ

新年のご挨拶

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は、皆さまには格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 世界経済は回復傾向にあるものの、地政学的リスクの高まり、自然災害の増加など、事業活動を取り巻く環境は依然として不確実な状況が続いております。そのような環境下において、ファイントゥデイグループがステークホルダーの皆さまに選ばれ続ける存在であるためには、「世界中の誰もが、素晴らしい一日を紡ぎ、いつまでも美しく、豊かな人生を送れるようにすること」という私たちのパーパス(存在意義)を全社員がいま一度強く認識し、その達成に向けて環境および社会の持続可能性と、収益性ある成長を一体化させて推進していくことが重要です。

 資生堂のパーソナルケア事業を承継して2021年7月に創業して以来、私たちは自律的な事業運営とその最適化を目指して、技術開発・生産・販売一体のビジネスシステムを構築してまいりました。これを基盤に、変化の激しいパーソナルケア市場に即応すべく、国内外で機動的な製品の開発、供給を推進しております。昨年2月には初のオリジナルブランド「+tmr(プラストゥモロー)」を全国発売するなど、迅速な意思決定のもと、様々な成果を着実に積み重ねております。

 私たちは2030年までに、世界中の人々にときめきを通じてウェルビーイングを届ける、アジアNo.1の日用美品の創造企業となることを目指しています。この実現に向け、昨年は2026年度までの中期経営計画を策定しました。私たちのDNAともいえる、長年培ってきた「美意識」を核に、パーソナルケアに特化した効率的なオペレーション、新たな価値の創造、グローバル展開といった我々のコア・コンピタンスに磨きをかけていく所存です。これにより、今後さらに事業運営を洗練させ、高収益な経営体質へと一層の成長を遂げてまいります。

 同時に、パーパスを起点とした、事業運営とESGを両輪とした経営にも引き続き注力してまいります。DE&Iの尊重や地球環境への負荷低減に資する事業活動などを通じて、ステークホルダーの皆さまの信頼・共感・感動を獲得し、人・社会・環境へのポジティブなアクションを生み出していきます。これにより、持続的な企業価値向上に取り組んでまいります。

 本年も、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社ファイントゥデイホールディングス
代表取締役CEO
小森 哲郎