2023年 ステークホルダーダイアログ

■12月6日開催『「ビジネスと人権」~企業コミュニケーションの観点から~』

 12月10日の人権デーを見据え、「ビジネスと人権」をテーマとする有識者ダイアログを開催しました。
当社はパーパス実現に向け2030年までに取組むロードマップとして、4領域(ガバナンスの原則、ピープル、プラネット、共栄)を柱とする中長期ビジョン「Fine Today & Tomorrow 2030」を策定しています。この"ピープル"において人権の尊重は重要なテーマの一つとして設定しています。
人権尊重を企業が実践していくにあたり留意すべき事項、また人権尊重の取り組みについて、どのようにステークホルダーとのコミュニケーションを図っていくべきか、有識者2名をお招きし当社経営陣とのディスカッションを行いました。

 大阪経済法科大学教授で、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンの理事も務める菅原絵美氏からは、まず「人権」とは誰の・何の権利なのかという根源的な問いかけを踏まえ、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」のデュー・ディリジェンスや救済の重要性についてインプットを受けました。そして事例をふまえながら、人権尊重が企業経営における社会的要求としてグローバルな企業選抜要件となっていることなどについて、活発な意見交換を行いました。

 プラップコンサルティング株式会社にて、企業広報業務のコンサルテーションを担う炭田智江氏からは、冒頭、様々な案件における企業コミュニケーションのあり方についてご発言がありました。そして、ESGの推進などは取り組むだけでなく進捗をステークホルダーへ伝えること、その際に「ファイントゥデイは何のために・何をするのか」という自社の考えを軸として持つことが肝要であるということについても話が及びました。

 その後、経営陣と各所管領域におけるグローバルな人権について多岐にわたる意見交換が行われ、当社のサステナビリティ経営における人権尊重のあり方について有益な示唆を得ることができました。


参加者

有識者

菅原 絵美 氏 大阪経済法科大学 国際学部 教授
グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン 理事

炭田 智江 氏 プラップコンサルティング コンサルティング部 部長
広報シニアコンサルタント、メディアトレーニング トレーナー

当社

小森 哲郎 代表取締役 社長 兼 CEO

須原 伸太郎 取締役 副社長執行役員CFO 経営管理本部長

髙津 繁一 副社長執行役員 日本事業本部長

石川 由紀子 副社長執行役員 CBO

高橋 友樹 副社長執行役員COO

石井 早苗 常務執行役員 人事本部長

藤崎 壮吾 執行役員 サステナビリティ本部長

※出席者の所属・役職はダイアログを開催した当時のものです。