営業から事業企画へキャリアチェンジ。
挑戦は止まらない。
2017年に新卒で資生堂に入社。約4年半エフティ資生堂の営業として活躍後、2022年1月よりファイントゥデイの事業企画グループに移籍。現在は事業戦略の構築・推進や評価設計の作成、また事業プロジェクトの企画・推進など、事業部全体の収益最大化を図っている。
商品は売り込まない。顧客の課題解決に向けてどう行動するかが大事。
新卒入社後、私がまず配属されたのは営業部署。私たちの商品を取り扱ってもらう卸売企業や小売店の本部に向けて、商品の紹介や売場づくりのアドバイス、プロモーション施策の提案・実行などを行いました。入社1年目で、新しいTSUBAKIの発売に合わせて情報発信拠点である新宿全体をTSUBAKIの広告と商品で埋め尽くす「新宿ジャックプロジェクト」を率いるなど、入社間もないときから大規模な仕事をたくさん任せてもらいました。
営業は自社商品の売上を伸ばすことだけを目指す仕事だと思われがちですが、ファイントゥデイの場合、それでは不十分。私がそれに気づいたのは入社2年目のときでした。とある社内研修に参加したときに、講師から「自社商品を売るために、顧客の課題を把握しているか?」と聞かれたんです。確かに、得意先にメリットがなければこちらの提案は受け入れてもらえないもの。そこから私は顧客の決算短信や経営計画書を読み込んで、その企業がどんな課題を抱えているのか、どんな方針で経営を行っているのか深く知るようになりました。
この学びを活かして手がけたのが、とあるドラッグストアの売場改善。私は、自社商品を売り込むのではなく、そのドラッグストア全体の売上を伸ばすには何をすべきか?と考え、まず各店舗のラウンダー(営業担当者に代わって店舗を巡回する外部の協力会社の方のこと)に「商品部が考えた理想的な棚がきちんと実現されているか」をチェックしてもらいました。その結果、約半数の店舗で実現できていないことが分かったんですね。そこで、まずは棚づくりを徹底しましょうと提案させてもらいました。その結果、自社商品の売上が2桁成長したことに加え、店舗でその商品が置いてあるカテゴリー全体の売上も比例してアップ。お客さまからもかなり感謝してもらえました。当社の顧客は単なる得意先ではなく、「生活者に商品を届ける」という同じゴールを目指すビジネスパートナーです。だからこそ、お互い手を取り合いながら信頼関係を結んでいくという大きなやりがいを感じられるんです。
これまでの営業経験を発揮して、前例のない企画を実施する。
2022年1月に、営業から事業企画に異動となりました。関西で営業を行っていた時に西日本事業部全体で営業ノウハウや成功事例を共有する会議体を自ら立ち上げた経験があり、それを評価いただいたのかなと思っています。当社は、自分から手を挙げさえすれば基本的にどんなことにも挑戦させてもらえるため、それがきっかけで新たなキャリアが拓けることも少なくありません。若手であってもここまで幅広い経験や知見を得られているのは、ファイントゥデイの環境だからこそと感じています。
現在特に注力しているのは、他業種企業とのコラボプロジェクトの推進です。当社には「商品を陳列してもらう場はあるものの、商品を実際に体験してもらえる場がない」という長年の課題がありました。営業時代から解決したいと思っていたことです。そこで私が発案したのが、他業種コラボ。具体的には、メンズビューティーケアブランド 「uno(ウーノ)」と大手スーツ販売会社様でタッグを組んで「ファッション×スキンケア×メイク」の「トータルコーディネート」という新しい価値を、販売員の方にスーツの提案に加えて、「スーツをまとう自分の肌はどうだろう」とunoを使ったトータルコーディネート提案を行っていただきます。また、就活用の証明写真などを撮影する写真館様とのコラボも現在進行中。撮影前に行うメンズメイクでunoの商品を使ってもらい、気に入っていただいた方に、普段使いとしてのスキンケア・メイクアイテムとしてunoの紹介や使い方のレクチャー、販売まで行うという企画です(2023年11月に実現化)。このコラボを通して「スキンケアで肌触りがよくなるんだ」「メイクでこんなに肌が綺麗になるんだ」と感動してくれる男性が増えてくれたら、とても嬉しいですね。
その他にも、次期営業戦略の方針を考えたり、各部門の社員がモチベーションを維持しやすい評価設計を考えたり…と、幅広い仕事を任せてもらっています。ファイントゥデイは「部」であたえられるのはミッション(何を実現するか)で、何をするかどう進めるかは「人」次第ということも魅力の一つ。入社年次や役職に関わらず、挑戦したいこと・やりたいことがあれば、能力や得意分野を加味した適切な裁量とセットでチャンスを与えてくれます。ゆくゆくは、海外事業を含めた会社全体の事業企画や、新しい事業の創出にもチャレンジしてみたいなと考えているところ。もちろん私も人間なので失敗することはあると思いますが、リーダーシップをもって果敢に挑戦する姿勢はいつまでも持ち続けていたいです。