大勢から愛されるブランドをつくる、
若手マーケターの想い。

K・Y
ブランドマーケティング部 SENKA G アシスタントブランドマネージャー

2020年4月に新卒で資生堂ジャパンに入社。ライフスタイル事業本部でヘアケア商品のブランドマーケティングに携わる。2021年7月、ファイントゥデイへ転籍。2023年7月からはSENKAグループにて国内向けのマーケティング施策を手がける。

入社4年目で、会社の看板商品のプロモーションに携われるなんて。

私はスキンケア商品「SENKA」の国内におけるマーケティング戦略立案や施策実行を手がけており、その中には皆さんもよく目にしていただくCMやデジタル広告などの制作も手がけています。大切なのは、「SENKAのブランド価値をどのように生活者へ伝えていくべきか?」を常に考えて実行することで、それが私の役割だと思っています。また、当社はブランドアソシエイトや、アシスタントブランドマネージャーが主体となって一連のマーケティング活動を行い、ブランドマネージャーには最終承認をもらうのが通常スタイル。そのため年間を通しての戦略立案や、全社に向けたマーケティング戦略発表なども私が行います。入社4年目でも、大勢の人に愛される商品のブランディングに携われる裁量の大きさが当社の特徴です。

入社後本当に様々な取り組みに携わらせてもらいましたが、最近では今後発売する予定の新商品や、そのパッケージデザインの開発を担当しました。印象的なものでは、エリアの営業チームの皆さんと、エリアの特性を生かした日本独自のマーケティングプランとして、SENKAの九州エリアでのプロモーション向けに“福岡弁”を使ったオリジナルの屋外広告を制作するなど、自身にとっても、ブランドにとっても新たな挑戦ができました。こんなに大きな仕事をこの年次で任せてもらえるのは、他社にない特徴かもしれませんね。当部署に限らず、ファイントゥデイは「若手にチャンスを与えよう」「若手がやりたいことを実現させてあげよう」という風土がかなり醸成されているように感じます。

マーケティングの面白いところは、ブランドによってアプローチの仕方や仕事の進め方が全く異なること。私はfinoを経験してからSENKAに異動したのですが、finoは私が専任担当となった時期から「マーケティングに投資をしてブランドを育てていこう」という方針になった、ある意味まっさらなブランドだったんです。そのため、前例がない中でゼロから新しい歴史を作っていくというチャレンジがありました。それに対してSENKAは、20年という歴史の中で確固たるブランドが確立されており、ノウハウもたくさん蓄積されています。そのため、ブランドイメージや過去の実績を踏まえながら、より良いアレンジによってさらなる提供価値を加えていくことが必要です。それぞれに違った難しさと、面白さがあるんです。幅広い経験を積ませてもらえているのは、マーケターとしてとてもありがたいですね。

今はSENKAの来期戦略を練っているところです。どのようにブランドを成長させていくべきか悩むことも多いですが、それがマーケティングとしてのやりがいだと感じています。とことん考え抜くからこそ、生活者の皆さんから嬉しい声をいただけると言葉にできないほど嬉しくなります。「SENKAのパーフェクトホイップの泡で洗顔するとめちゃめちゃ癒される」「finoのオイルをつけたら髪がとぅるとぅるになっていい香りでテンションが上がる!」なんてSNS投稿を見つけた日は、私たちの商品で幸せになってくれる人がいるんだなぁ…としみじみ感動してしまいます。

企画した社会貢献活動が、全社員を巻き込み、全国に共感を生んだ。

私はSENKAのほかに、finoの社会貢献プロジェクト【HAIR TOUCH YOU のばせば届く。】にもリーダーとして携わっています。このプロジェクトは「医療用ウィッグを取り巻くすべての方の想いをfinoがつなぐ」という志のもとに行っている、医療用ウィッグに関する取り組み。伸ばした髪を寄付するという行為のヘアドネーションだけを促進するという取り組みではなく、ヘアドネーションした方、医療用ウィッグを受け取る方、美容師、医療従事者の方など医療用ウィッグを取り巻くすべての関係者の想いを可視化しながら、つないでいくことを目指しています。具体的には、寄付してもらった髪を医療用ウィッグ製作に向けて髪の長さ・質・ダメージ具合などに仕分けして保管する「fino ウィッグBank」の立ち上げや、そのためのオリジナルのヘアドネーションキット制作と配布、また医療用ウィッグや、ヘアドネーションのための取り組みを身近に感じてもらうためのキャンペーン「#髪からはじめるちょっといいこと」などを行ってきました。

このプロジェクトを立ち上げたのは2022年4月のこと。もともとfinoは、生活者の皆さまがクチコミで広めてくださったことで話題化されたことで成長し、今では売上NO1*になったブランドなんですね。そんな背景もあって「ブランドを育ててくれた生活者の皆さまや社会に対して、finoだからできる事として、何か恩返しができないだろうか?」と考え、社会貢献プロジェクトを始動させることになりました。社会貢献の方法は慈善団体への寄付や植林などさまざまありますが、「finoだからできること」を追求した結果、医療用ウィッグに辿り着きました。
*インテージSRI+ インバストリートメント市場
2022年11月〜2023年10月 ⾦額シェア ブランドラインランキング

ただ、当時のプロジェクトメンバーは私含めて2名のみ。圧倒的にアイデアが足らず苦戦していたんです。そこで全社員が出席する全体会議でアイデアを募集してみたところ、いろんな部署の大勢の方がアイデアを出しあう会に参加してくれました。そこで出た案を活かして年間の目的や戦略をたて、さまざまな企画を行い、今年で2年目。すでに全国の皆さまから900件を超えるヘアドネーションをいただいており、間もなくfinoに寄付いただいた髪で初めて作る医療用ウィッグも完成します。

まだ芽吹くかもわからなかった小さなアイデアだったこのプロジェクトが、ここまで大きく成長できたのは、多くの社員が年次や部門の垣根を超えて協力してくれたからこそ。今後もより多くの方に医療用ウィッグやfinoの取り組みについて興味を持っていただけるよう、少しでも生活者の皆さまが参加したいと思ってもらえる取り組みを続けていきたい。そんな挑戦ができるのも当社の良いところです。

仕事で大切にしていること
「最高のチームプレーに貢献する」

皆が部門の垣根を超えて力を合わせることで、大きなことを達成できるのが、ファイントゥデイの大きな魅力だと思います。今まではその社風に助けてもらってばかりでしたが、今後は少しでも自分がその空気を作り出せるようになりたいと思い、日々の仕事でも意識するようにしています。
1日の流れ
9:00 - 10:00
出社、メール確認など
10:00 - 12:00
広告代理店と打ち合わせ
12:00 - 13:00
外で同僚とランチ
13:00 - 16:00
社内の店頭開発グループなどと打ち合わせ
16:00 - 19:00
資料作成・メール確認など
19:00すぎ
退社
これまでのキャリア
1年目
資生堂ジャパン ライフスタイル事業本部ヘアグループに配属、ヘアケアブランド「TSUBAKI」のマーケティング担当となり、戦略立案や実行、商品開発を担当。
2年目
ファイントゥデイ転籍。ヘアケアブランド「fino」のマーケティング担当となり戦略立案や広告制作を担当。
「fino」の社会貢献プロジェクトである【HAIR TOUCH YOU のばせば届く。】を始動。
4年目
SENKAグループへ異動。スキンケア商品「SENKA」の国内向けのマーケティング戦略立案や、CMなどの広告制作、さらには商品開発にも一部携わる。

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