入社1年目から、システムを
ゼロから作る“先駆者”になれる。

S・Y
IT本部 BITAグループ Business IT Architect

2022年6月に中途入社。大学卒業後に流通小売系のシステム会社でエンジニアを経験。その後、インターネット広告代理店にてアドテクノロジーのエンジニア兼開発リードに約3年携わる。ファイントゥデイ入社後は、Business IT Architectとして社内基幹システムの刷新を経験。現在は受注出荷を中心にSCM領域のシステムを担当し、チームをリードしている。

トラブル発生時に実感した、ファイントゥデイの社風と人柄の良さ。

大企業並みの売上規模を持つ企業の創業期に携わることと、IT知識だけでなくビジネス領域の軸も強みとして身につけられる環境で働いてみたい。それが転職理由でした。

前職2社ではエンジニアや開発チームのリードを経験し、システム開発・運用のイロハやプロダクトのリプレイスを体得してきました。しかし30代以降のキャリアを考えた際に、もっとビジネス視点でIT開発に携わっていきたいと考えるようになり、自身の業務成果が目に見えるような環境で働きたいと思うようになったのです。ファイントゥデイは社内システムの改革期でビジネスプロセスの再構築やデータドリブンな基盤を構築していくフェーズであり、ここなら自身の希望が叶えられると考えて入社しました。

そして、入社後から怒涛の6ヶ月間が始まりました。資生堂グループ時代に利用していた基幹システムを刷新し、自社独自のスタンドアロン化した新システムの構築が急務となり、6ヶ月後にはローンチする必要がありました。そのミッションを命じられた私は、Oracle ERP Cloud導入に向けたプロジェクトの推進に没頭しました。

通常なら2年は要する開発規模案件を1年数か月で行なう挑戦的な計画でしたが、チーム一丸で挑みました。私が担当したのは、受注出荷を中心としたSCM領域。ファイントゥデイの製品を全国の店頭に届けるためのとても重要な流通システムです。受注システムの実装テストや、外部ベンターと帳票周りの開発に関する折衝、システムを使用するユーザーの意見収集と機能改善などを進めていきました。本当に目まぐるしい日々でした。

ローンチ日は事業に必要な最低限の機能を備えてのリリースだったのですが、それは忘れもしない日となりました。リリースまでにテストは十分に行っていましたが、想定外の事態が発生し数日間は対応に追われる事に。ユーザー側にも負担をかける場面は多かったですが、誰一人険悪な雰囲気にならず、皆で目の前のピンチを乗り越えようと協力してくれました。私が逆の立場だったときに「こんな人間になれるだろうか」と感謝をしてもしきれません。この経験は、私の社会人生活でいちばん思い出に残る数日間となりました。困ったときこそ部署の垣根を超えて、皆で解決していく。そんな風土があるのは、当社ならではの良さだと大きな声で言えます。

常に新しい会社の形を模索する、“前のめりな姿勢”がある。

ファイントゥデイに入社して、自身の“仕事の貢献”を実感できる機会はかなり増えました。

まず、当社のオフィスがワンフロアかつフリーアドレスのため、すぐ隣の席にシステムユーザーがいることも珍しくありません。これは開発会社にはない、事業会社だからこその恵まれた環境だなと感じます。「今業務でどんなことに困っているか」「システムに対してどんな要望を持っているか」といった貴重な情報も自然と耳に入ってくるため、進むべき方向に迷うことも少ないです。そして我々の手がけたシステムは、世界中の方々の日常生活にもつながっています。街でファイントゥデイの製品が店頭に並んでいるのを見かけると「ああ、今日もシステムが正常に動いているな」と安堵の笑みがこぼれます。
 
そして、今のファイントゥデイはまさに基幹システムを構築している最中であることが特徴です。ある程度規模感のある企業だと既にベースとなるシステムが構築されており、それを改修していくことが多いですが、当社の場合はどんなシステムであっても自分が“初代開発者”になります。たとえば私は、現在会社が抱えている「KPIの元となる数値などが個人のPCにしか入っておらず、属人化している」という課題を解決するために、「データの見える化」の仕組みづくりに取り組む予定です。どんな問題が待ち受けているのかまだ予想もついていないのですが、だからこそ挑戦するのが楽しみです。

そんなファイントゥデイを一言で表すとしたら、「不易流行」という言葉がピッタリです。資生堂グループ時代から変わらない製品や美への価値観を持ちつつも、常に新しい会社の形を模索する“前のめりな姿勢”が、当社にはあります。前に進むためにここまで協力してくれるんだ!と驚くことが多いですね。変わることをネガティブに捉えない社風のおかげで、気持ちよく仕事ができています。

今後の目標は、ファイントゥデイが誇る製品とテクノロジーの力を掛け合わせて、今までにないサービスを創出すること。そのためには、製品を届けるまでにどういったプロセスを経ているのか、ITで売上貢献できる部分があるのかなど、ビジネス軸で会社のことをもっと深く理解しなければなりません。企業全体を俯瞰して見られるまでに成長できたら、自らの力でイノベーションを巻き起こしてみたいです。

仕事で大切にしていること
「プロセスや細部に拘る」「自ら考え、ビジョンを描く」

どんな仕事もそうだと思いますが、1つ1つの細部まで拘らずにやったものは、おざなりな結果にしかなりません。特にIT部門は1が0に変わってしまうだけで、全ての結果が変わってしまうものです。また、言われたことだけをやっても仕事は面白くないので、自身で考えてビジョンを描いていくことは大事なことだと考えます。
1日の流れ
9:00 - 10:00
出社
10:00 - 11:00
チームメンバーやパートナーベンダーへの依頼事項の回答確認、
ユーザーからの問い合わせ対応
11:00 - 12:00
チーム内タスクの状況確認
12:00 - 13:00
ランチ
13:00 - 15:00
タスク消化(要件定義資料の作成、開発物の受入テスト実施など)
15:00 - 16:00
IT本部定例
16:00 - 17:00
BITA定例
17:00 - 18:00
翌日のTODOやスケジュールを確認して終業
これまでのキャリア
2016年
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2019年
流通小売系のシステム会社でエンジニアを経験。システムの運用保守に関して外部ベンダーとの折衝や、内製案件の開発に携わる。システム開発の先にいる、システム利用者のことを意識するきっかけとなる。
2019年
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2022年
インターネット広告代理店にて、アドテクノロジーのエンジニア兼開発リードに約3年携わる。プロダクトのリプレイスを経験し、フロント・バックエンドの全ての開発を少数チームでやり切る。オフショア開発の体制づくりも経験する。
2022年
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株式会社ファイントゥデイに入社。入社してからの約半年間はOracle ERP Cloud導入に向けたPJを推進する。現在はシステムの二次開発や改善案件の推進を担っている。

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